今日の散歩

 ウチのベランダから見えるけどドコだかわかんないとこに行ってみることにしました。
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 マンションが建設中のようです。距離と位置的に文京区のどこかかなあというくらいで、はっきりしたことはわかりません。とりあえずそっちの方角に向けて歩いてみることに。
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 ん?これじゃないかってことで向かって歩いてみる。
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 おー、これこれ。茗荷谷駅のすぐそばにありました。
 しかし高層マンションって今もガンガン建ってますけど、そんなに高いトコに住む人っていっぱい居るんでしょうか。不思議です。

軽い送信機

 送信機は軽い方が好きなんだけど、そういうのって初心者用しかないんだよね。よくある上級者向けの送信機は大画面パネルが付いてるから必然的に重くなるんだろうけど、別にディスプレイなんて分けちゃってもよくね?なんて思うわけです。
 必要最低限の情報だけ送信機に付いていて、ディスプレイは外付けしたり、PCから設定しちゃってもいいんじゃないか。上位ESCのように。もしくは2.4Gが使えるんだからiPhoneなんかと繋げちゃったり。適度な重さがいいとかいう人もいるのかもしれないけど、俺は軽けりゃ軽いほどいいよ。カメラだってペンタックス使ってるんだから。

愛は愛はどこへやら

 こないだテレビを付けたらたまたまうる星やつらの再放送がやってたので懐かしくて見てしまったんです。当時は小学生だったんだけど、OPとEDの曲が好きでね。また気になり始めたのでCDのサントラ集を聴き直したんです。感想としては、歌い手さんがイメージよりも歌が素人っぽいものだったというのがあったんだけど、でもそれを差し引いても何度も聞きたくなるような曲ばかりだったということ。あと歌詞もいいね。「愛は愛はどこへやら」なんて言ってみたいもの。今じゃ「マジでマジでホントに感謝」とかそういうのね、もう食傷気味。
 で、すっかり80年代のエレポップというかニューウェーブというか、そういうの聞きたくなっちゃったんだけど、調べてみたら「星空サイクリング」ってあがた森魚のバンドだったのね。もっと若い人が歌ってたのかと思ってたんだけど、よくよく聞いてみるとたしかにオッサンの声でした。

Googleリーダー

 今日は37回目の誕生日でした。
 最近RSSブームがやってきて、やたらブログのRSS情報をGoogleリーダーに突っ込んでる。ジャンルは大きくわけてコンピュータ業界、ラジコン、経済・社会といったとこ。いままでこういうチェックははてなアンテナで十分じゃない、って思っていたんだけど、今や一日に何回も更新するサイトがあるとアンテナだけじゃ追っかけきれなくて、どこまで読んでいたのかもわからなくなる。でもGoogleリーダーがあればどこまで読んだかも記録されるし、クラウドで管理するのでいつでも続きから読むことができる。今になってようやくRSSリーダーのありがたみがわかってきたところ。
 あと、Twitterも例によって始めているんだけど、誰をフォローすればいいのか、ってところでいまいちわからないところがある。mixiみたいにコミュがあれば同じ趣味の人をマイミクにするなりのことはできるんだけど、Twitterでやるとなると、検索したりで自力の部分が大きいと思える。はてななんかはユーザーの傾向からおすすめの対象者が出てくるんだけど、そういうのってTwitterでもどっかでサービスやってるんですかね。

親方との再会(1)

 ドス恋!くぼうちでごわす。先日信頼していた方からの投資話が全くの詐欺ということがわかり、意気消沈していたのでごわす。しかし落ち込んでいても仕方がないので警察に相談しに行ったのでごわす。こんなところには今まで行ったことがなかったので緊張したのでごわす。被害届けということで、担当の方に会わせてもらったのでごわすが、どうも明らかに面倒という感じで話半分で聞いていたのでごわす。
「で、詐欺っていうのはなに?ギャルゲがクラウドで日本が変わる?なんだかさっぱりわかんないんだけど。ギャルゲとかクラウドってなんなの」
「あ、そのギャルゲというのはギャルゲームの略でごわして、恋愛シミュレーションとも言われているでごわす。クラウドというのは・・・」
 担当の方はなに言ってるんだ、という顔をしながら言ったのでごわす。
「なんでそれが日本を変えるのよ」
「や、それはクラウドによるデータセーブとか、GPSによる位置情報を使った認識方法とか、そういう今までにない要素を取り入れて・・・」
「あー、はいはいわかったわかった。要はアキバにいるような人たちを対象にした詐欺ってことね。じゃあここに被害内容を書いといて。俺も他の事件も掛け持ちしてるから、そんなに期待しないでくださいね」
 なんかもう、この事件は完全に形だけで処理させられて時効になってしまうような気がしたのでごわした。おいどんが一連の経緯を書くと、担当者に読んでもらったのでごわした。しかし担当者は本当にわからないらしく。首を傾げながらおいどんに尋ねたのごわした。
「で、被害額は?」
「500万円でごわす」
「500万円?!そんなお金どこから稼いだの?」
「そ、それはオカピの画像を合成するビジネスで・・・」
「はあ?そんなんでそんな大金稼げるの?日本も随分景気がよくなったんだねえ。そんなたまたま当たったような商売で浮かれているから、こんな詐欺にあったんじゃないの?」
「そ、それは・・・」
「まあ、それはいいや。今日はこの辺にしましょう。なんか進展がありましたらご連絡しますので」
「よ、よろしくなのでごわす」
 思ったよりも話が進まなそうな予感に、すっかり気分が落ちてしまったのごわす。
 そして、警察を出ようとしたそのときでごわした。
「いやー、次は楽しみですなあ」
「署長、期待していてくださいよ。今度はもっと凄いですから」
「まったく親方には驚かされますなあ。では、また後ほど」
 その姿はまさしく親方なのでごわした。
「お、親方!お久しぶりなのでごわす!」
 親方は、しばしおいどんをいぶかしげに見つめると、パッとその表情が明るくなったのでごわす。
「おお、くぼうちちゃんじゃねえか!久しぶりだなあ。どうだ、テキストサイトはまだやってるのか?」
「それが最近はちょっとでごわして・・・ところで親方はなぜこのようなところに?」
「いやさ、こんど署長に定例の接待があるから、その連絡にきたんだよ。まあ、どっちかというと俺はパイプ役なんだけどな」
 こ、こんなところに接待・・・いったい親方はどんな方とパイプ役を果たしているのか気になったのでごわすが、聞いたらどこかに埋められるような気がするので流しておいたのでごわす。
「ところでくぼうちちゃんはなんでこんなトコに来ているんだい?またヤバいトコに手を出して被害届けってトコかい?」
 親方は本当に鋭いのでごわした。(続く)

おこごと

 日をまたいでるっつーのに31日分の日記が書けないってのはどうなってるんですかはてな様。
 昔のPC弄ってたら日の目を見ないテキストが出てきたので供養がてらアップします。もう10年くらい前に書いたんだと思う。
 それから7年前にニフティココログが登場したあたりに書いたものも載せておく。まだあの頃はブログツールなんてものは一般的じゃなかったんだな。

2003.12.17
さて
ココログを初めて数日だが、別段投稿もしてないのでまったく進展がないわけだが。しかしココログって微妙なタイトルですね。何ともパソ通テイスト漂います。まあニフ自体がパソ通出身だからしゃあないけど。
実は数ヶ月前、blogger以外で無料のblogができるレンタルスペースが無いものかと探した時期があった。しかしこれが全然無い。あったとしてもすぐ定員オーバーで締め切り、でも金払ってまでやりたかねーなあと思って諦めてた。
MT解説本なんか出ていたけど、スペース借りるってトコで結構敷居が高かったりするわけ。しかし、これがblogのブランドを高めていた部分でもあったりしたわけだ。誰でも始められるサービスってのは今までいくつもあった(iらんどとかガイアックスとかジオの簡単ツールとか)わけだが、そーいうものをまんま使っているのは大抵がクソサイトだったりするわけで、もうページ見た瞬間判断できちゃうんだよね。やっぱちょっとやそっとじゃ始められないモノを始めるってことはそれだけ根性とかが要るわけで、乗り越えて始められたひとはその後も結構続くんだよね。
かつてはHTMLすらまともに知識もなかったわけで、ホームページ持ってるってだけで、いや、ネットに繋げるってだけでステータスみたいになってた時代があった。メールアドレス持ってるだけで就職が有利になるって言われてた時代が7〜8年前にはあった。パソコン持ってる、ネットに繋げられるってことでちょっとステータスがあった。しかしその後Win95が普及して、テレホーダイが当たり前になって、簡単にネットに繋げる事ができるようになると、そんなことまったくどーでもよくなった。HTMLだって知識なくてもページ作れちゃうし、ってなると他に移行するしかないわけで。そうなるとパーミッションやらプログラム知識やらで面倒なcgiですな。しかしこれもテンプレできたらそんなに難しくもない、となり最後の砦となったのがMTだったんじゃねーかと。んで、ちょっと知的だと思ってる層にウケて調子に乗っちゃっていらん発言して大顰蹙を買ったのが去年。しかし今はこんなツールが出来ちゃった。他にもMTの知識が全くなくても始められるサービスはたくさんある。このまま行くと誰も彼もblog始めちゃって、またDQNなヤツも現れちゃって、もうblogなんて当たり前、別にこんなもんにステータスなんかねーだろ、となるんじゃないかな。もうなってるのか。
これはつまり、ネットのマクドナルド化現象と呼びたい。マックは価格値下げで一度は多くの客層を獲得したが、それで貧乏臭い人とか厨房とかわんさか現れるようになっちゃって店の雰囲気悪くなって普通の客は来なくなって売り上げ悪化という状況なんだけど、blogも厨房DQNでも始められますからね。どんどん来て欲しいですね。もうムチャクチャにして欲しいですね。

ハサミ

○面接室。面接官が一人。履歴書を読んでいる。

面接官:はい、では次の方どうぞ
ハサミ:失礼します
面接官:腰をかけていただいて結構ですよ。(履歴書を見ながら)ええと、ハサミさん? 名字はないのですか?
ハサミ:昔からこう呼ばれていたもので…。
面接官:そんなことないでしょう。名字がないなんてよほど特殊な例だけですよ。
ハサミ:「そのハサミ取って」とか言われたことはあります。
面接官:ああ、ソノさんですね。ソノ、と…。
ハサミ:でもやっぱりハサミと呼んでいただけないでしょうか。なれない名前は妙に堅苦しくって。
面接官:ええ、構わないですよ。ではハサミさん。ここを受けられる前の職業についてなんですが、随分長いことお勤めになっていたんですね。
ハサミ:はい、もう30年になろうとしていました。
面接官:でもそこを離れたと?
ハサミ:ええ、まあ判りやすく言えばリストラですよ。最後は全く酷いもんでした。
面接官:ちょっと詳しくお聞かせ願えますか? どんな仕事を?
ハサミ:裁断です。これを30年続けました。
面接官:仕事はどうでした?
ハサミ:初めはきつかったです。新入りの頃、先輩達に辛く当たられたこともあります。特に和鋏さんには…「オマエはテコの原理がないとなにもできない軟弱ものだ」とか。私が入ったために仕事を取られてしまったのでしょう。
面接官:なるほど
ハサミ:それから「オマエはいつかハサミ焼きにしてやるから覚悟しておけ」という脅迫状が来たり。そのような辛い時期もありましたが、次第に打ち解けてきて他の仲間とも仲良く出来るようになってきました。その頃の私が一番活躍していたと思います。キンカ堂で買ってきたおろし立ての生地を裁断する瞬間は、いま思い出すだけでも興奮しますね。ミシンさんもほぼフル稼働で働いていましたし。
面接官:休みなしですか? それは大変でしたね。
ハサミ:しかしそれなりに充実した毎日でしたから。それが、仕事を始めてから5年くらい経ってからの話でしょうか。私が一番輝いていた時期だと思います。それが、あんなことになろうとは……。
面接官:どうなさったんですか?
ハサミ:新入りが入ってきたんです。ステンレス製ハサミの。
面接官:その人はどんな印象でしたか?
ハサミ:軽薄な感じがしました。実際、私よりもずっと軽かったです。しかし、軽いのは使いやすいということになり、私よりも重宝されるようになってきました。私の仕事は、日に日に減ってゆきました。しかしそれだけではなかったのです。
面接官:どういうことですか?
ハサミ:ステンレス鋏さんにたいして和鋏兄さんが不快感を示したのです。彼自身、私よりも仕事が減っていたのですから、フラストレーションが溜まっていたのでしょう。そのときの彼の仕事といったら、ほころびを取るくらいのものでした。彼はその不快感を私に言ってくるようになりました。同じ洋鋏同士なんだから、なんとかしろと。
面接官:何とかできたのですか?
ハサミ:もう世代が違いますから、そうは簡単にいくものではありません。私だってどう対処してよいものかさっぱりわかりませんでした。それでもステンレス鋏さんに対して注意を促すようにしたのですが、それがかえって逆効果となってしまったのです。和鋏はロクに仕事もないくせによく言う、と。私は仲介役を務めるつもりだったのにお互いの突き上げを喰うようになってしまいました。まさに…。
面接官:板挟みですね。
ハサミ:(ムッとしたように)いや、両バサミです。そんな日々が続く中、私はすっかり疲れ、サビてゆくようになりました。その一方でステンレスの方と言えば、まったくその気配を見せず買った当時と同じだったのです。私のほうといえば、「昔ほどのキレがなくなった。昔はカミソリと言われていたほどに切れていたのに」などとぼやかれるほどになりました。まあ、ハサミにカミソリというのはおかしい話ですが。
面接官:それは年を取れば昔のようにはいかないでしょう。
ハサミ:そんなとき、私は配置転換させられるようになりました。それもなんの断りもなく。担当した部署は庶務課だったと思います。
面接官:どんな仕事を?
ハサミ:まあ、なんでもです。お子さまの工作であったり、爪切りだったり。ただ、醤油の袋を切らされたときには閉口しました。匂いがこびり付いて取れないのです。また、そのような使い方でしたから、サビも広がってゆくようになりました。その結果、私はさらにぞんざいに扱われるようになっていきました。
面接官:と言いますと?
ハサミ:あからさまに切れないと言われるようになりました。特に子供というのは恐ろしいものです。私の目の前で切れない、切れないと言いますから。切ることが仕事の私にとって切れないと言われることがどれだけ辛かったことか。
面接官:それは辛かったでしょうね。
ハサミ:それだけではなかったのです。ついに私にとって重大な事件が起こってしまったのです。
面接官:と言いますのは?
ハサミ:ある日、お子さまが例によって私を使って工作をしていたときのことです。そのときもやはり切れない、切れないと言っていたのですが、それを見かねたご主人が私を手にとって切り始めたのです。さすがに大人ですから、切れ味が違うのです。それを見ていたお子さまがなぜそんなに切れるの? と聞いたのです。それで…(涙ぐむ)
面接官:話すのが辛いのでしたらもうその辺で…
ハサミ:いえ、続けさせてください。なぜそんなに切れるの? という問いかけに対してご主人はあろう事かこんな暴言を言ってしまったのです。それは使い方がまずいんだよ。知っているか? 「バカとハサミは使いよう」なんだよ、と。なんだ私はバカと一緒か。キレがなくなったというのはまだ許せるが、バカとはなんだ。ここまで自分を落胆させた言葉はありませんでした。
面接官:それで退職を?
ハサミ:退職というか、飛び出してきました。結果的には解雇と同じだと思います。
面接官:わかりました。では我が社に入って、何をしたいと思っていますか?
ハサミ:何をしたい? 私に出来ることなどもうありません。ただ私はなぜこういうことになってしまったのかという吐露を一人でも多くの人間に聞いて欲しかっただけですから。それと…。
面接官:それと、なんですか?
ハサミ:復讐ですよ。人間に対する。もう私の人生は長くありません。その前に一人でも多くの人間に対して復習しなければなりません。ええ、山下家のようにね…。そうですよ、あの事件は私が起こしたものです。しかしあなたにこのことを話したからにはもうここにいて貰っては困りますね。貴方のことは嫌いではありませんでしたが、運が悪かったと思ってください。
面接官:つまり、私を殺そうと?
ハサミ:判りやすく言えばそうです。さあ、貴方も…気を楽にしてください。もう私にはなにも怖いものなどないのです。貴方を殺すことくらいなんでもないのですよ。
○ゆっくりと面接官に近づくハサミ。
○突然、ドアを蹴破って面接室に刑事が二人登場する。ピストルを構える。
刑事A:そこのハサミ! 今の話はすべて聞かせて貰った! 貴様を傷害容疑で逮捕する! これが逮捕状だ!
刑事B:大人しく命令に従いなさい!
○ガクリ、と膝を落とすハサミ。大粒の涙をこぼす。
ハサミ:これで良かった…これで良かったんだ。これで。もう罪を重ねたくなかったんだ…。
面接官:…私もそう思いますよ。貴方はそんなに悪い人じゃないはずだ。
ハサミ:そんな?! 私は貴方を殺そうとしたのですよ!
面接官:そんなこと出来るはずもないと思っていましたよ。
ハサミ:うううう(号泣する)
○しかしまだピストルを構える刑事二人。彼らにはまだ緊張感があり、ピストルを降ろそうとはしない。面接官、なだめるように
面接官:もうよしてください刑事さん。これでは…挟み撃ちではないですか。